【FC東京×Liverpool】”Anfieldの奇跡”の再現なるか
---2019年11月30日
ホーム最終戦には4万人を超える観衆がかけつけた。
これにより、FC東京はホーム平均入場者数を約31,000人とし過去最高を記録した。
これは、浦和・新潟に次ぐJリーグ史上3番目の快挙である。
試合は、チャンスを決めきれず痛恨のドロー
この結果を受け過去最高の2位以内を確定させるも、
首位の横浜FMとは
勝ち点3差
得失点7差
となった。
したがって、FC東京が初優勝を飾るには
最終節、日産スタジアムで行われる横浜FM戦で
4点差以上での勝利
が必須条件となった。
この条件を知った時私は
”Anfieldの奇跡”
を思い出した。
Anfieldの奇跡
18-19シーズンのCL(チャンピオンズリーグ)準決勝
リバプールvsバルセロナ
1stレグはバルセロナのホームカンプ・ノウで行われた
カンプ・ノウは約10万人を収容する”バルセロナの要塞”
この地でバルセロナに勝つことは容易ではない
試合はメッシ・スアレスのゴールにより
3-0でバルセロナの圧勝
この時点で、リバプールは決勝進出のために2ndレグ
4点が必要となる
CL準決勝の舞台で3点差をひっくり返したチームはひとつもいない。
また、”超強力3トップ”のサラーとフィルミーノが怪我で欠場することとなる。
「リバプールが決勝に進出する可能性は3%」
ある新聞にはこんな見出しも見受けられた。
しかし、リバプールサポーター達は奇跡を信じていた。
ジェラードがチームを率いた04-05シーズンのCL決勝ACミラン戦のように
彼らには昔から歌い続けてきた曲がある
”You'll Never Walk Alone”
この曲は常に選手達を後押ししてきた。
”ユルネバ”について、ちゃんと知っていますか?! - きゃべつのJブログ
---2ndレグ
リバプールのホームAnfieldは、CLアンセムをかき消すほどの”ユルネバ”で包まれる。サポーターの後押しを受けたリバプールは開始早々に1点を返すと、後半開始直後には続けて得点を奪いスコアを3-3とする。
ボルテージが最高潮のAnfield
サポーターの声がバルセロナの選手の声をかき消したのか、
バルセロナの連携ミスでリバプールが4点目を取る。
決めたのは、サラー・フィルミーノの代わりに先発出場したオリギ
この得点で逆転したリバプールは2年連続のCL決勝進出を果たし、
これは”Anfieldの奇跡”と呼ばれるようになった。
リバプールとリンクするFC東京
FC東京は初優勝に向けて、最終節首位相手に4点差以上での勝利が必要となった。
リバプールとリンクするのは”4点差”だけではない。
第33節浦和戦で強力2トップの11番永井と9番ディエゴが怪我をした
リバプールも11番サラーと9番フィルミーノが怪我をしていた
代わりに出場した27番田川が初得点
決勝点を決めたのは27番オリギ
両クラブとも試合前に歌うのは
You'll Never Walk Alone
これほどまでにリンクするのは珍しいのではないか。
FC東京が波に乗っている首位横浜FM相手に4点差以上で勝利するのはかなり厳しいかもしれない。
可能性は1%かそれ以下かもしれない。
しかし、リバプールが成し得たようにFC東京にも可能性はある。
1人のFC東京サポーターとして諦めずに信じたい。
”最後の1秒まで You'll Never Walk Alone”