きゃべつのサッカーブログ

欧州から地域リーグまでサッカーを楽しむ!

【まとめ】FC東京2020ビジョンとは

 

FC東京2020年新体制発表会で2023ビジョンが発表されました。

「Football Culture from TOKYO」を掲げ、多角的な施策の実現を誓いました。

 

では、皆さんは2020ビジョンをご存知ですか?

過去に策定した目標の振り返りをすることが大事だと考え、本記事では2020ビジョンの紹介・考察を行っていきます。

(本記事では クラブビジョン|クラブ|FC東京オフィシャルホームページ を参照しています。)

 

2020ビジョンとは

f:id:Kyabe2soccer:20200208105559p:plain

2020ビジョンについて説明を行う中で、

  • ・策定された背景
  • ・なぜ策定したのか
  • ・詳細

 

に分けて紹介していきます。 

 

2020ビジョンが策定された背景

背景として、

日本経済日本サッカー界首都東京

の3つの側面が挙げられていました。

主要な点をまとめると以下の通りです。

f:id:Kyabe2soccer:20200126001336p:plain

日本経済・日本サッカー界に関しては、マイナス要素が多いですね。

中でも、「有力選手の海外流出」は「Jリーグ人気の停滞」と関連しているのではないかと考えられますね。

首都東京に関しては、そもそもの人口が多いという点と、今後のビックイベントによる外国人観光客の増加によってたくさんのチャンスがありそうです。 

 

なぜ2020ビジョンを策定したのか

背景で日本経済やサッカー界のマイナス要素が判明しましたが、FC東京というクラブはそれらに対応していく必要があるのでしょうか。

ビジョン策定の理由として以下が挙げられています。

f:id:Kyabe2soccer:20200126003536p:plain

周りの環境が変わっていくのを見ているだけでなく、自分たちの戦略や姿勢で環境を変えていこうということですね!

それを「攻めの戦略」と表しています。

目指しているものや大枠はおおよそ理解出来たので、続いて具体的な内容について見ていきましょう。

 

2020ビジョンとは

f:id:Kyabe2soccer:20200126231119j:plain

こちらが2020ビジョンの概要です。(FC東京公式HPより)

ビジョンでは輝きが重視されています。

、、、輝き?

と思った方も多いでしょう笑

 具体的には以下3つの輝きが示されています。

  • ・強く、愛されるチームの輝き
  • ・FC東京ブランドの輝き
  • ・ホームタウン東京の輝き

 

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

 強く、愛されるチームの輝き

f:id:Kyabe2soccer:20200126235411p:plain

 FC東京ブランドの輝き

f:id:Kyabe2soccer:20200126235445p:plain

 

ホームタウン東京の輝き

f:id:Kyabe2soccer:20200126235500p:plain

 

 具体的目標

アカデミー出身トップチーム登録数 10人
J1リーグ平均来場者数 30,000人
SOCIO 12,000人
CSM 30,000人
営業収入 50億円
サッカースクール 30校・5,000人

 

考察

f:id:Kyabe2soccer:20200208105734p:plain

ぱっとご覧になって、どの程度達成できていると感じましたか?

それぞれについて、私なりに考察を行いたいと思います。(※個人の意見です) 

 

 〇J1リーグ制覇、アジア制覇し、首都東京に相応しいクラブになる

➡ご存知の通り、未達成です。2019シーズンは優勝まであと一歩のところまで迫りましたが、惜しくも優勝を逃しました。アジアへの挑戦権を得たものの、最高ベスト16の東京にとって、アジア制覇の目標は難易度が高いものだと感じます。2020シーズン、新外国人選手や大卒即戦力選手の台頭により、少しでも良い成績を残せることを期待します。

 

〇サッカー専用スタジアム建設の可能性を追求

➡2020年1月時点で専用スタジアムの具体案は発表されていません。2019シーズンファンミーティングで大金社長は以下のように発言しています。

最後に、2020VISION でも言及をしましたが、引き続きサッカー専用スタジアムの夢を追求していきます。欧州では専用スタジアムでの開催が大半を占めており、専用スタジアムでしか体験できない臨場感や迫力があります。その価値を提供できるようになることが、より多くの方々に FC 東京を応援していただけることにつながると考えています。

2018年には、代々木公園に新スタジアム建設の報道もありました。

hochi.news

しかし、2020年1月には代々木公園にラグビー場が新設されるとの報道がありました。

hochi.news

この建設予定地が代々木公園内の同じ場所を指しているかは定かではありませんが、仮に同じ場所であれば、”サッカー専用”ではなく”フットボール専用”になりそうです。

とにかく、今後の具体的な方針を発表してほしいですね。

(私は味スタに愛着がありますが、、、)

 

〇東京オリンピックに日本代表を輩出

➡これは、達成できるかもしれません。現時点でオリンピックメンバーは発表されていませんが、U-23日本代表には、渡辺選手田川選手・(岡崎選手)が継続的に招集されています。また、渡辺選手は2020シーズンの副キャプテンに任命されました。今後、更なる活躍が期待されます。

 

〇アカデミー出身トップチーム登録数 10人

➡波多野・ブランドン・渡辺・柳・木村・カシーフ・三田・橋本・内田・安部・鈴木・平川・品田・矢島・原

15人いるので達成です!(数え間違えてたらごめんなさい、、、)


〇J1リーグ平均来場者数 30,000人

➡2019シーズン 31,540人を記録し達成しました!

2020シーズンはオリンピック期間の中断などもあり、平日開催が多くなるので難易度が少し高くなるかもしれません。


〇SOCIO 12,000人・CSM 30,000人

➡正確な情報は発表されていません。しかし、2018年に以下の情報が公式リリースされています。

2年間でSOCIO 2,000人増CSM 10,000人増

どうなんでしょうか、、、

増加割合の平均が分かりませんが、現CSM数の半分を2年間で獲得するのはかなり難しいのではないでしょうか。


営業収入 50億円

未達成です。2019年は48.4億円だそうです。

しかし、45.4億円→45.8億円→48.4億円 と増加傾向にあるので、2020年での達成が期待されます。

https://gurafu.net/jpn/tokyo-football

 

最後に

振り返ってみると、未だ未達成の目標があることが分かりました。このビジョンは2020年までのものなので、今シーズンで実現されることを期待しましょう。

また、冒頭でも述べたとおり2020シーズン新体制発表会では2023ビジョンが発表されました。

現時点で詳しい内容は分かりませんが、私たちサポーターは未来の目標を聞いて理想の未来像を描くと思います。しかし、それを実現するには、現状をしっかりと見つめる必要があると考えます。クラブだけでなくサポーターも共に、首都東京のシンボルとなるクラブを作り上げていきましょう!(キマッタ!)